バリ島・Ubudでインターン始めます

2020年も12分の1が過ぎましたね。

毎年、1/31になると同じことを思い、
「あー、早いなぁ。こうやって1年あっという間に過ぎるんだ」
と思うのですが、今年はいつも以上に濃~く充実しており、3か月分くらいあった気がします。

 

さて、日本帰ってきてからひと月が経とうとしていますが、残り2週間になりました。
というのも、2/14からまた半年ほどインドネシアに戻るため!

 

バリ島にあるMana Earthly Paradiseというエコホテルでインターンをさせてもらうことになりました。

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Mana Earthly Paradiseとは


その「マナ~なんちゃらっていうのはなんぞや?」という疑問をサクッと解決してくれるのが、こちらの記事です。

ideasforgood.jp
ライターの端くれとしては、自分で書けよって感じで情けないのですが、例のごとくIDEASさんの記事が素晴らしいので…。

なにより、私がManaのことを知り、興味を持ったきっかけがこの記事だったので、初めにご紹介したかったんです。

 

簡単に私の言葉で説明すると、、、


毎年多くの観光客が訪れるバリ島。
そんな観光客が使う水の量は現地の人々の10倍以上。
そのせいで現地の人の農業用水や生活のための水が枯れてしまうことも…。

外国人が美しい海、美味しい食事、優雅なリゾート空間を味わう裏で、その土地にある自然や人々の生活が消費され、奪われている。

それってちょっと違うんじゃないか。

 

そうした問題意識から、地域や環境に負荷をかけないホテル経営をデザインしているのがこのMana Earthly Paradiseです。

 

特に私が心惹かれたのは、「エコだからと言って無理や我慢はしない」というところ。

実際に私も足を運びましたが、とっても綺麗&おしゃれなヴィラでテンション上がりました。

環境に優しく、というのを苦しくではなく心地よく実践しているのが素敵だなと思いました。

 

あーーー、思ってることが多すぎてずっと書けずにいたんだけど、やっぱ全然上手く書けてない!!!
まあ、Manaのことはこれから時間をかけて日々お伝えしていこうと思います。
今日はここで働くのですという紹介だけ…。

 

 

いや、一度はそう思って先に行きかけたのですが、やっぱ待った。

 

すごく、すごく色んな事を考えたんです。
半年という時間を、その間自分のエネルギーの全てをここに注ぐことについて。

 

ここで学びたいこと、ここなら、この人たちからなら学べることがあるなと。

なんとなく流してしまいたくないので、細かく分けて、ひとつずつ深堀して、伝えていきたいなと思います(読んでくれる方がいるならば!)。

 

ってことで、今日はその見出し的な部分だけ並べて、ひとまず終えることにします。

 

バリ島で、Mana Earthly Paradiseで働く理由

①環境分野におけるソーシャルビジネスの実践

② “楽園” を現実にした時に生じる問題を捉える

③社会課題に向き合いながら、幸せに生きるには?

④ “意識高い系アクティブ大学生” の先にあるキャリア

⑤ “サスティナブル・ツーリズム” を考える

⑥ “外” の人間が、地域の中で循環した仕組みを作ること

 

うーん、自分の頭の中にあるものそのまんま持ってきたんで “  ” 付きの、まだ他人と共通認識を持たない独自の言葉遣いが多くなってしまっている。

まあ、要はあれだ。やっぱここはもうちょっと掘りたいとこってことだ。

 

FBでは経緯や理由書いてます、とか言ったのに書いてなくてすいません。笑

ずーっとまとまんなくて、3週間くらい経っちゃって今日は絶対やろうと思ったものの、やっぱりだめだったので、こんな感じになっちゃいました。

 

ゆっくり紐解いていくので、よければまた今度覗いてください。

 

【ナシゴレン通信#13】ジョグジャという街に暮らして

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先週の木曜日に、約5か月暮らしたジョグジャカルタを後にしました。

「住めば都」という言葉がありますが、それだけでなく、ジョグジャは本当に住みやすい街でした。

今はインドネシアの首都・ジャカルタにいますが、嫌なところばかりが目に付く…。笑
早くもジョグジャに帰りたくなっています。


ジョグジャを発つ数日前に、インドネシア人の友達から「ジョグジャを3つの言葉で表現すると?」と面白い質問をされました。

改めていま、ジョグジャでの生活を振り返りながら、その時の私の答えを紹介したいと思います。

ジョグジャを3つの言葉で表すなら?

①Pride(誇り)


真っ先に浮かんだのが “ Pride (誇り) ”


かつての都であり、今もなおKraton (王宮) にSlutan (スルタン=王) が住み続けるこの街は、Special Region of Jogjakartaと呼ばれています。

そう呼ぶジョグジャの人々からは、そこに生まれた人も今住んでいる人も、みんなこの街にいることを誇りに思っている様子が感じられます。

ジョグジャの人々が礼儀正しく、よそ者にも親切なのは「スルタンの末裔として恥ずかしくないように振舞わなければ」という気持ちがあるからなのだとか。

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王宮近くのワヤン (人形) 工房にて

バティックガムラン音楽ワヤンクリッなど多くの伝統が人々に愛され、今も日常の中に自然と融け込んでいるのが印象的でした。

特にバティックは正装とみなされているため、大学の教授、公共交通の職員や、寮のスタッフさんもみんな仕事にバティックを着てきます
ジョグジャではワイシャツを着ている人はほとんど見かけないので、ジャカルタに来て普通のスーツ姿のサラリーマンが多くて驚きました。

日本にいたら冴えない小太りの中年おじさんも、バティックに身を包むとこれがバシッと決まるので不思議。
ある時、結婚式に呼んでもらった際には、若者からおじいさんまで、みんなよそ行きのバティックで決めていてとっても格好良かったです!

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多様な色・柄そして値段。13枚お買い上げ!

②Modest(穏やかさ)


前の話でも触れましたが、ジョグジャの人々はとても穏やかで優しい。

いつも微笑みを浮かべ、知らない人だろうが外国人だろうが、“Monggo(やあやあ / 毎度!)”と挨拶をしてくれます。

寮を出るとガードマンさんが“Sudah makan?(もうごはん食べた?)”
バスに乗れば隣のおばさんが“Mau ke mana?(どこ行くの~?”

と声を掛けてきます。

こちらが「これは何?」「あそこへ行くには…?」と尋ねると、みんな仕事をいったん止めて、10も20も教えてくれます

最初のうちはずいぶんと色々警戒しましたが、騙されたり、お金を取られたりすることは一度もなく、ただただ親切過ぎる(そしてややもすると暇過ぎる)人々に驚くばかりでした。

 

そんな性格の良さは、話し方から運転の仕方商売っ気など至る所に現れています。

UGMにはインドネシア全国から優秀な学生が来ているのですが、あるスマトラ出身(気性が激しい民族と言われている)の友達が
「こっちで1年過ごしてから故郷に帰ったら、話すのが遅くなったって言われたし、もうスマトラの道は運転できないよ~」
なんて言ってました。

そんな話は色んな友達から聞いていたけれど、いざジャカルタに来てみてよくよくわかりました。


穏やかなのは人だけでなく、気候も暑すぎず (十分暑いけど) 、もひどすぎず (十分凄いけど) 、また食べ物は甘い味付けが特徴で (これは甘すぎるのだが) 、辛いものが多いインドネシアでは多少緩和されるかなと。


地価や物価も国内で最も安いエリア
の一つで、一食100円以下からしっかり食べられます。ジャカルタやバリ、ロンボクでは2~3倍はするから参ってしまう。

 

つくづく暮らしやすい街だなぁ~と実感しました。

③Diversity(多様性)


最後に、多様性


もともとインドネシアは、多数の島・民族が歴史の中でうまく統合されて生まれた共和国です。


その中でもジョグジャは、UGMをはじめ100校以上もの大学が集まる学園都市で、全土から来る学生で溢れる街です。

加えて、ボロブドゥール遺跡&プランバナン寺院という2大世界遺産を抱え、年中国内外からの観光客が訪れます。

そのため様々なルーツを持った人達を受け入れる素地が出来ているのか、外国人留学生の私たちが不快感を抱くことはほとんどありませんでした。

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AIMS留学生でプランバナン観光

世界最大のイスラム国家でありながら、その他の宗教にも寛容で、教会や寺社が多くコミュニティに馴染んでいるのも意外でした。


またジャワ島の最大宗派であるイスラム教も、その歴史を遡るとユニークな特徴が見られます

もともとは仏教、ヒンドゥー教が浸透していたところにキリスト教が伝来し、最後にイスラム教がやってきました。一気に広がりを見せたものの、ジャワの人々はイスラム教の教えを全て受け入れた訳ではなく、土着の宗教と混ざったある種の融合的な宗教が出来上がったそうです。

そのため、アラブ諸国のイスラム教とは考え方が違ったり、ヒンドゥー教と同じ慣習があったりします。

 

また、イスラム教の中でも地域、そして人によってその信仰の濃さ(強さ)は異なり、一口に『イスラム教』と言っても、その中にまた多様性が存在するのです。

 

『受け入れられている感』


留学中、ホームシックやら日本ロスやらになることは1度もありませんでした。

もちろんそれは、ある程度東南アジア慣れしており、食事も生活環境のギャップにも困難を感じなかったからというのはあります。


けどそれ以上に、日常生活の中で度々「自分はこの街に受け入れられているんだ」と感じられたから、というのが大きい気がしています。

この『受け入れられている感』がどれだけ人の気持ちを前向きにさせるか。


地方への移住や、子供の居場所、外国人労働者など日本がいま向き合わなければいけない問題の多くに共通して、重要なことだと感じました。

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ジョグジャで学べて本当によかった!


さて、そんなわけで、沢山の素敵な出逢いに恵まれ、大変楽しく充実した留学生活を送ることが出来ました。

ジョグジャでお世話になった全ての方、そしてこの街にとっても感謝しています。ありがとう。


実は来年の2月からは、バリ島のウブドで暮らすことが決まっているのですが、詳しくはまた今度お話するとして…。
その間にまたジョグジャに遊びに行きたいなぁと思っています。


だからその日まで、

Sampai jumpa lagi!Makasih ya semoanya di Jogja!

 

21/12/19  Susie 

バリ島の最新エコホテル!Mana Earthly Paradise(トリ・ヒタ・カラナ#2)

Mana Earthly Paradiseとは?


まずはこの「Manaなんちゃらというのは何ぞや?」というところから始めましょう。

Mana Earthly Paradise(マナ・アースリー・パラダイス)というのは、2019年9月にバリ島にオープンしたエコホテルです。

「ん、待って、そのエコホテルっていうのは何?
という疑問に答える前に、一つ紹介したい記事があります。

ideasforgood.jp


これを読めば、Manaがどんなところなのかよーくわかります。

一応ライターの端くれとしては自分で書けよって感じなのですが、Manaの魅力が分かりやすくまとまっていることに加え、私がManaを知ったきっかけとなった記事だったので掲載。
例に漏れずIDEASさんです。素敵な記事!

 

少しだけ自分の言葉で補足しておくと…

毎年、多くの観光客が訪れるバリ島。

たとえばそんな観光客が使う水の量は現地の人々の10倍以上。
そのせいで現地の人の農業用水や生活のための水が枯れてしまうことも…。

他にも観光客が使うエネルギー、排出するゴミ、彼らのために利用される土地は?

外国人が美しい海、美味しい食事、優雅なリゾート空間を味わう裏で、その土地にある自然や人々の生活が消費され、奪われている。

それってちょっと違うんじゃないか。

 

そうした問題意識から、地域や環境に負荷をかけないホテル経営をデザインしているのがこのMana Earthly Paradiseです。

それからどうなったかというと

私がこのホテルのことを知ったのは、ジョグジャに着いてまだ日が浅い8月でした。

見た瞬間「なんだこの場所はー!!?」ってめちゃめちゃテンション上がったし、運営が日本の方と知って「ぜひ話を聞きたい!なんならインターンしたい!」と全身をワクワクが駆け巡り、興奮したのを覚えています。笑


幸いアセナビという肩書があり、インタビュー記事を書くという名目で近づくことが出来るぞという目論見から、まずはコンタクトを取るべき相手を見つけようとリサーチしまくりました。

すると、母団体となっているのは日本の社団法人アースカンパニーというところらしい。
なんかそこの共同創設者である濱川夫婦はそれぞれ凄い人っぽいぞ。
おや、そこでインターンをしている学生がいるみたい…!


という情報が入ってきて、そのインターンをしている方のTwitterを辿っていくと
『Manaで働きたい学生インターンを探している』と呟いているではないか!!!!!

 

速攻DMを送り、インタビューさらにはインターンも考えていると伝え、連絡を取るように。すぐにお返事をもらい、Skypeで話をしようと快く提案してもらう急展開!
(これが半年後の、職場の頼れる先輩・颯さんであることはまだ知らない…。)

 

ともあれ、より詳しい説明を聞きつつ、お互いまだ先のことはわからないしということで、とりあえず1度 Manaに来てもらって話をしようとなりました。 

その後、何度かの調整があったあと、フローレス島に行く前のタイミングでバリに寄りManaに宿泊することに決めました。
 

実際に泊まってみて

さて、いざやってきました!Mana Earthly Paradise!


中に一歩足を踏み入れ…

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うわ、、、超綺麗!超素敵!めっっっっちゃお洒落!!

これでエコって何なの、エコってこんな素敵にできるんだ!

もうこの瞬間に絶対ここで働きたいと思いました。

 
けどいったん落ち着いて、もうちょっとちゃんと見ていきましょうか。

まずチェックインの時のWelcome drink。

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話題のバタフライ・ピーを使ったブルーのお茶なんですが、ここに添えてあるライムを絞ると…なんと色が変わる!!

お洒落すぎん?遊びゴコロ素敵か…!色めっちゃ綺麗!

 

奥に進んでいくとエコヴィラはこんな感じ。

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これは他のメディアやHPの方が綺麗に映ってますが。

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画像引用:Mana Earthly Paradise HPより

特に、そういうやつはキレイに加工してあって実際は違うじゃん、とかいうことはなく明るくて素敵な雰囲気。

 

そして泊まった女性ドミトリーの中はこんな感じ。

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ベッドは全部で9台。広々としている

こんな良い雰囲気の中で、ちょいちょい目に入ってくるのがこのコメントカード。

ちゃんとエコ。ゲストに環境への配慮を求めてくる。 
このバランスが良いな~。

忘れちゃいけないのが!レストラン!

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体に優しく、見た目にも美しい食事。
(ほんとはもっとある魅力やポイントは、インターンが決まった後の記事で詳しく紹介してます!)

 

良いとこばかりじゃないけれど


と、ここまで素敵なところばかりあげてきたけれど、困ったことはなかったの?
というといくつかはありました。

たとえば蚊やちょっとした虫が多かったり、コンセントが少なかったり。

インターンの颯さんに聞いても、やはり蚊や夜外から聞こえてくるカエルの鳴き声がうるさいなどのフィードバックがあるそう。

その辺はまだ発展途上なので、お客さんの声を聴きながらこれから改善していくそうです。

颯さんとの話の中で、私はエコとか環境に良いことを「そういう系の意識ある人」だけのものではなく、みんなが気軽にできるようにしたいから、こうやって素敵なバリ旅行をしつつ貢献できるのが素敵と言ったら、一方でここがエコホテルだということにある程度理解がある人でないとリゾートのイメージと虫とかそうした現状とのギャップが大きくなってしまい、マイナスな評価が着いてしまうというのが難しいところなんです、とのこと。

私たちからしたらそれが本来の自然な在り方なんですけどね~と共感できるのだが…

だからまずは、バリに来るサスティナブル意識のある人たちから始め、少しずつそうした価値観を広めていきたいのだそう!


とにもかくにも、とっても素敵な場所でした!!!

Manaの回し者でも何でもありませんが。笑(まだこの時は…笑)

 

いつも私の活動や考えに共鳴してくれる皆さんにとっても、非常に興味深いところだと思うので、ぜひ1度足を運んでみてほしいと思います!

感想などぜひシェアし合いましょう~!

Mana Earthly Paradise

Jl. Raya Sayan Gang No.Banjar, MAS, Kecamatan Ubud, Kabupaten Gianyar, Bali 80571
Tel:+62 0361 9087788
HP:https://www.manaubud.com/

バリ島でトリ・ヒタ・カラナを探す旅

ジョグジャから始まり、東ジャワ~バリ島~フローレス諸島を巡った今回の旅のことを、今日から少しずつ書いていこうと思います。

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ウブド北部のテガララン・ライステラスにて

ということで、まずはバリから。

#持続可能 #地域 #環境 #観光 #SDGs ...

私が関心を持っているこうしたキーワードと深く関わる、新鮮な学びが沢山ありました!

バリ島を訪れた目的


今回バリ島を訪れた目的は主に2つ。

ひとつは、グリーンスクールを見学すること。

もうひとつは、Mana Earthly Paradiseに宿泊すること。
 

どちらも「持続可能な地球の未来をつくる」という、私の中のテーマにヒントを与えてくれるような気がしていて、ぜひ行ってみたいと思っていました。
 

”バリ島” というと、定番リゾート地というイメージがあるかもしれませんが、持続可能性サスティナビリティ(sustainability)という観点で、世界的に進んだ取り組みが行われている地域でもあります。

その一方で、観光に大きく頼った産業形態であることから、観光客に求められるバリのイメージばかり優先されて、本来の文化が失われる「バリのバリ化」や、資源の過剰消費といった問題も抱えています。
 

ということで、実際にバリにある “サスティナビリティ” の要素がどんなものなのか、自分の目で確かめてきました!

バリに根付く哲学『トリ・ヒタ・カラナ』


バリで得た気付きを語るにあたって、初めに紹介したいキーワードがあります。

それが『トリ・ヒタ・カラナ』という考え方。
 

サンスクリット語で、「トリ=3」、「ヒタ=安全・繁栄・喜び」、「カラナ=理由」という意味ですが、これは神と人(パラヒャンガン)、人と人(パウォンガン)、人と自然(パルマハン)の調和を重視する考え方でした。これによって人々は幸せに過ごし、喜びを感じることができるというのが、バリ・ヒンドゥー哲学の考えなのです。

 
という考え方で、「幸せのための3つの要因」とされています。

インドネシアは国民の89%がイスラム教徒である、世界最大のイスラム信仰国です。

私の住んでいるジャワ島・ジョグジャカルタでも多くの人がムスリムです。が、バリ島では土着の宗教と、ヒンドゥー教、仏教などが融合した独自バリ・ヒンドゥー教が浸透しています。

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バリ島でよく見かけるヒンドゥーの像

そんなバリ・ヒンドゥーに基づく『トリ・ヒタ・カラナ』の哲学(宇宙観)は、今となっては形骸化している、という部分もあるようですが、やはりバリ島の産業においても重要視されているようです。

たとえば、世界遺産。 

先ほどの引用も『世界遺産オンラインガイド』からでしたが、バリには

-タマン・アユン寺院
-バトゥール湖
-ウルン・ダヌ・バトゥール寺院
ジャティルイ村のライステラス
-プクリサン川流域のスバックの景観

という5つの世界遺産に指定されたエリアがあります。実は、これ全てまとめて「バリ州の文化的景観 : トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム」という1つの世界遺産なんです。 

 

また、冒頭に述べた「バリのバリ化」ような観光における問題が生じ、90年代以降バリでは "サステイナブルツーリズム(持続可能な観光)” という動きが高まっています。

その一つとして「トリ・ヒタ・カラナ観光賞プログラム」というホテルの表彰制度が設けられ、地域の人や文化、環境に配慮し、観光客も含めた人と自然と神の調和を重んじたホテル経営を行っているかという基準で評価されます。

実際に、今回私が訪れたグリーンスクールとMana Earthly Paradiseのどちらでも、この『トリ・ヒタ・カラナ』というコンセプトの話がありました。

 

ということで、次回からより詳しく、バリで見つけたサスティナブルな取り組みについてご紹介したいと思います!

 

グリーンスクール(Green School Bali)

《 coming soon... 》

 

Mana Earthly Paradise

www.sayakanari.com

2019年9月にオープンしたばかりの注目のエコホテルです!
実際に泊まり、お話を聴いてきました。

TRI Upcycle

《 coming soon... 》

 

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ジョグジャ発・お得な現地ツアーの見つけ方【在住者が徹底解説!】

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画像引用:Borobudur Sunrise and Dieng Plateau Tour|civitatis

 

ジョグジャ周辺には、世界遺産のボロブドゥール&プランバナン寺院をはじめ、日帰りで回れる観光スポットが沢山あります!

 

ただ、自力で回るのは少し大変なので車のチャーターやツアーへの参加が一般的です。

その際、【安く簡単に旅をする…】の記事でも書きましたが、日本の大手旅行代理店のツアーはかなり割高です。

 

街中の現地ツアー会社では前日でも予約が出来ますし、ホテルへの送迎込みでお得なツアーが沢山あるので、そちらがおすすめ!

現地ツアーの予約方法や内容について紹介します。

《関連記事》

www.sayakanari.com

現地ツアー会社はどこにある?

ジョグジャの中心地・マリオボロ通りのすぐそばにツアー会社が集まるエリアがあります。

マリオボロから一本入った「ソスロウィジャヤン通り(Jalan Sosrowijayan)」という道沿いで、安宿やローカルなレストランが多い通りです。

 

ジョグジャカルタ駅側から入ったら、ホテル・グランドインナマリオボロを通り過ぎた先、KFCの手前で右に曲がります。

 

青い通りがマリオボロ、黄色い通りがソスロウィジャヤン通りです。

 

黄色いマーカーをつけているのがツアー会社ですが、他にも沢山あります。表にツアーのメニューを掲げて、呼び込みをしているのですぐわかります!

ぶっちゃけどこも変わりませんが、私は赤いマーカーのKARTIKA TREKKINGをよく使っています。

ツアーの内容は?

正直、どこもそんなに変わりません。

というか、当日同じ車に集約されることも多いので、結局どれも同じです!

 

紙の料金表を置いてあるところが多いので、まずはそれをもらいつつ、細かい時程や割引してくれるかを聞いてみましょう。

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KARTIKA TREKKINGの料金表

メインはボロブドゥール遺跡とプランバナン寺院の世界遺産を巡るツアー、それからジャワ島東端にあるブロモ山・イジェン山の火山を登るトレッキングツアーで、他に近郊のディエン高原ジョンブラン洞窟への日帰りツアーがあります。
 

予約の仕方と注意点!

予約はその場でいついつにこのツアーに行きたいと言えば、すぐ受け付けてくれます。

多くの場合、前日でも予約ができるのが良い所です! 

 

但し、参加者の少ないツアーの場合、最少人数が集まらないと直前になってキャンセルされることもあります!

その場合、人数分余計に支払って一人でも催行してもらうか、諦めるかになってしまうので、予約時に「この日にちで確実にツアーは行われる?」と確認しておきましょう。

 

車で行くツアーでは、ジョグジャ市内のホテルへは送迎が含まれていることが多いです。ピックアップの有無や時間・場所を確認しましょう。

 

その場でツアーを決めかねている場合や、他のお店と比較をしたい場合などはWhatsAppを使ってあとから予約することもできます。

 

参考までにいつも使うところのWAの番号です~↓

・KARTIKA TREKKING

WA : +62 813-9075-8596

HP : https://kartikatrekking.blogspot.com/ 

口頭でのやり取りより落ち着いて話が出来る、と思う方はそちらもありです!

ただ、旅行会社のおじさん達は文字を打つより話す方が好きな傾向があるようなので(気がする…)WAでメッセージを送っても電話してくることも多いです。笑

 

いずれの場合も、よくわからないことやおかしいなと思うことがあれば、なるべくはやくに、できればお金を払う前にきちんと確認するようにしましょう!

基本的にはジョグジャの人たちは良心的で、また店を構えて商売をしている以上信頼も大切なので悪徳ということはないです。

 

ただ、自分の責任で必要な部分はしっかり押さえ、楽しい観光にしてください~!

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ツアーに参加して訪れたブロモ山のサンライズ

(参考) ジョグジャのおすすめホテル

ジョグジャ市内観光に適した、ロケーション&コスパの良いホテルを在住者の視点でピックアップしました!

ホテル選びの参考にしてください :)

サンテ コミューン (Sante Commune Yogyakarta)

ザ パッカー ロッジ ジョグジャカルタ (The Packer Lodge Yogyakarta)

ペンドポ アンダリ ホームステイ (Pendopo Andari Homestay)

 

出版社: ダイヤモンド・ビッグ社; 改訂第23版 (2018/7/5)

【ナシゴレン通信#12】友あり、香港よりジョグジャに来たる

凜がジョグジャに来てくれた!!

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ブリンハルジョ市場の前で1枚

高校時代の同期・凜がジョグジャに遊びに来てくれました。

今は香港大学に留学中で、中間テスト明けの休みを使って先週の水~金の3日間、私の部屋に泊まってました。

私は朝イチの授業や午後の実習があるところは一緒にいられなかったけど、他の時間は2人でジョグジャ観光を楽しみました!

 

こっち来る前から色んな人に「インドネシア遊びに来てねー!」とは言っていたもの、ゆーて5か月の滞在、私自身大学の授業やひとり旅に忙しいので、実際には難しいよなーと思ってた。

 

が、まさかの香港から来るっていうね!!

 

先月に凜から連絡が来て、「日本から行くより近いし、せっかくなら!」って言われたときは(いや、、、近いか?苦笑)と思ってあんまり本気にしてなかったから、実現してとっても嬉しかった!

 

決まってからは毎日のように3日間のプラニングを頭の中で繰り広げ、ワクワクしながら待ってました^^

 

インドネシアの洗礼

さて、そんな凛との再会までがまあ大変な道のりだった。私は全く大変じゃないんだけど、凜が。

 

初っ端、バリ経由で来る予定だったのが前半の香港→バリの便だけ香港→ジャカルタに変更されるという謎展開。いや、無理じゃんってことで問い合わせたところ、結局予定を1日後ろにずらして香港→クアラルンプール→ジャカルタ→ジョグジャの3本乗り継ぎで来ることに。これが約1週間前のこと。

まあツアーも予約してなかったし、特に問題はなかったんだけど!

 

さて当日、ジャカルタのスカルノハッタを朝5時台に出る便だったので空港泊を決めていたらしい(なかなかタフだな。笑)

んだけど、搭乗ゲートの前で待機していたにも関わらず、空港スタッフと航空会社の不手際でなぜか本来の便を逃すという…!

 

これ外国人だからアナウンス聞き逃したのか、とか思うじゃん。まさかのインドネシア人のお兄さんも同じ目に遭ってるという!!

その後もリファンドが利かなかったり、直後の便を融通してもらえなかったりしながら、8時間後の便を買い直して、しかもそれも散々遅れてようやくジョグジャに辿り着いたという…

 

細かいとこはもっといろいろトラブルと不運が沢山あるんだけどね、それはぜひ本人に聞いてください。

もうほんとにお疲れ、はるばるありがとう。

 

ってことでアジスチプトまで迎えに行って、感動の再開!

LINE遡ったら前回会ったのが去年の7月だったから、積もる話も沢山だけど、まずは市内へ行こう!

ジョグジャ観光プラン

ジョグジャ来るなら2泊3日がちょうど無難かなって感じ!

参考までにプランを紹介すると

・マリオボロ通り~マッサージ~House of Ramintenで夕食

・ボロブドゥールサンセット&プランバナンツアー~ラーマヤナ鑑賞

・ブリンハルジョ市場で朝食~王宮~タマンサリ~UGM散策(学食でランチ)~人気スパでマッサージ

こんな感じで過ごしました。

今回は夕飯に他の人との約束があったり、マッサージを受けたい!という要望があったり、UGMで学食食べるとかちょっと普通じゃないプランだけど、そのうち定番モデルコース作って紹介しようかな。笑

 

細かい内容は割愛、とにかく楽しかったので!!

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屋台のRondeに挑戦してもらいました!

はじめまして in ジョグジャ

この2日間、夕食はどっちもそれぞれの繋がりのある人をお誘いして、楽しいディナータイムになりました!

 

まず1日目は、タクと翔!

この繋がり方が複雑で、私と凜は附高&駿台、凜とタクが東大、凜と翔がトビタテ11期、私と翔がアセナビ&AIMS、私とタクと翔がUGM留学生(日本人歓迎会)っていう。

ほぼほぼみんな初対面だったんだけど、宗教のことから始まり、日本人の愛国心、国民に共通する精神ってあるのか、日本の発展と縮小の行く先、ミクロ vs. マクロにしても見方の軸によって結論変わるよね、色んな事考える人間って無駄だよね…

とかもうわけわからん議論をたっぷりして、なかなか愉快だった!

「今後も交流続けたいね~また世界のどこかで!」ということで終わった楽しい会でした。

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定番のHouse of Ramintenにて。

翌日はインドネシア歴3年目の社会人・えりさんと。

こちらは凜のトビタテコミュニティからの繋がりで、その日運良く実験が早く終わったので、駆けつけました!なんかちゃっかり翔もついてきた。

そこでは『インドネシアの洗礼』に関して、えりさんの今までの苦労話とかそれをさらりと受け流す能力とか、みんなの旅のトラブルとかを笑い話にしつつ振り返った。

わたしもいつのまにか結構色んな事に動じなくなってきたなぁ…まあもともと能天気だし。

えりさんは「インドネシアの大変なことも長く住んでればそのうち気にならなくなるよー」みたいに言ってたけど、たぶんそれが気にならなくなる人は長く住めるんだと思う。笑

周り見てても、無理な人はほんと無理で早く帰りたいんだろうなった感じだし…笑

無茶苦茶なインドネシア的な出来事も呆れて笑って話してる人はやってけるんだろう。

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何を頼むか真剣に選ぶみんな。

てな感じで、2日間とも素敵な出会いがありとっても楽しかった―――!

Nice to meet youってこういうことなんだなと最近よく思う。みんな、ありがとうございました!

予備校時代の友は…

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ワヤン・クリッを操る、凜

というわけで、あっという間だったけど盛りだくさんの3日間だった!

 

振り返ると凜との出会いは7年前、中学の駿台フロンティアJr.自由が丘校。

お互い附高を目指して、私は内部でゆるりと、凜は最難関の外部でばっちりと合格を決め晴れて同級生に!

けど高校時代はクラスも部活も接点はなく、お互い附高ライフ存分に満喫したのち順当に浪人して、駿台3茶(駿台予備校の東大専門館)でひさびさのクラスメイト。笑

同じ目標を持ちながら、時に苦しいこと辛いこと、あるいは夢を共有しながら進んできた仲間だから、今も仲良いのかな?

 

駿台の先生から「予備校時代の友達は一生の友達になるよ」って言われて、当時はみんな「そんな一生の友達持ちたくないわ!」って笑って突っ込んでたけど、あながち嘘じゃないかもね!

って言いながら他の仲間の顔も浮かんできたり。

 

まあ、ともあれ!そんな凜と、日本を出てこんなところで再会できたこと、楽しい時間を過ごせたこと、とっても嬉しかった!

また次どこかで会う時にいろいろキャッチアップしよう!

 

凜、ありがとうね!Sampai jumpa lagi(また会おう!)

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マリオボロ通りで飛び込みセッション!