環境系/意識高い系学生のキャリアとは…?【私がバリ島でインターンをする理由③】

2つ目の理由は、旅人としてサスティナブル・ツーリズムを考えなければと思ったからでした。

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3つ目の理由は、環境系の活動を色々してきたけど、最終的にどんな仕事に就けばいいのか考えたかったから

正直まだ今決める必要もないと思っているのですが、この問いは環境系の分野で動いている人の多くが共通して悩むことだと思います。

今日はこの辺を見ていきましょう。

私、意識高い系です。

 

あんまりこの表現は好きじゃないですが、わかりやすいし、まあ、間違いなく自分はこの部類に入る学生でしょう。

”意識高い系” って言うとなんか、ちょっと揶揄する響きがあったり、敬遠されたり、1周回ってそっち側の人がプラスの意味で使ったり、まあなかなか面白いですが。

そうゆう余計なニュアンス無しでよく言われるのは「アクティブだよね」って言葉。
こっちは褒め7割、呆れ3割と捉えていますが。笑

まあ要は、あっちこっち色んな地域(国境を超えて)行って、なんだか色んな活動してて、常に動き回ってるよね。

って、ことですよね。

確かに、大学に入ってからをざっと振り返ると

母校の宿泊行事の手伝いで毎年新潟まで行ったり、woofferになって誰かの暮らしに居候したり、愛知の農家さんとこでファームステイスタッフしたり、長野の秘境のシェアハウスに入り浸ったり、動物園で教育ボランティアしたり、北海道で海棲哺乳類の調査したり、群馬で友達と築城したり、フードロス削減のサルベジパーティ企画したり、NPO作ったり、Webメディアのライターしたり、フィリピンで短期留学、タイで熱帯農業研修、日本代表として韓国訪問、インドネシアでセメスター留学、そんでいまバリのNGOでインターン。


もうちょっとまとめると生態系保全、地方創生、教育、メディア、社会課題解決、国際関係といったところでしょうか。

様々なフィールドであるのは確かだけれど、どの経験も私の中では互いに繋がり、連関しています。

ただよく聞かれるのが、「で、今は色々やってるみたいだけど、将来は何になるの?」ということ。

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中山間地域の集落で社会調査

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子供たちとのファームステイ

何になるか、より、何がしたいか


まず言っておきたいのですが、私は「何になるか」ということは全く重視していません

「何になるの?」と聞かれると「いや、何にもならないよ。わたしはわたしだし(笑)」ってなっちゃうのですが…。
まあ、みんなが言ってるのがそういう意味じゃないのは分かります。

 

けど重要なのは「何になるか」ではなくて「何をするのか」だと思うんですよね。

人生を通して、或いは働くという行為を通して実現したいことがある。その目的のために、どんな立場に着くのが適切・有効なのか。
つまり「何になるか」は自分のやりたいことをやるための手段なんです。


そういう意味ではもちろん「何になるか」は極めて重要で、私の場合は『持続可能な未来に繋がる、ワクワクを引き出す』ためにどんな立場に就くのが一番いいのかなぁというのはずっと考えてきました。

環境系学生の進路は?


うちの学科では半分ちょっとが院進し、次に多いのが公務員です。

まず環境省から始まり、農水省、総務省、経産省あたりの官庁。
それから都庁やその他の地方公務員になって、農業・林業、造園系や公園管理、地域活性化などの分野に携わる。
あとは動物園・水族館で働き保全、調査、教育をやるという人。


どうしても今の日本ではまだ、環境の保護と経済的発展は対立するものと捉えられる風潮があります。なので環境系学生にとって、利益を上げることが最大の目的となる一般企業で、共感できる就職先を見つけるのは難しいのではないかと感じています。

まあとはいえ、生きていかなきゃいけないので、企業に就職する人もいます。
し、色々と環境に配慮した活動に取り組んでいる企業ももちろんあるので、そういうところを見つけていく人もいます!


それから環境系のNPO/NGOや社団法人。

これも歴史の浅い深い、規模の大小から、主張や雰囲気もまちまちですが私が気になったところをいくつか挙げると…
・環境再生保全機構[独立行政法人]
・地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
・日本環境教育フォーラム(JEEF)
なんかは興味があります。

問題点を探りたいというのも含めて、NGOグリーンピースやピースボートと合わせて、そのうちインターンとかしたいなと思っています。

さてちょっとずつ話が一般論から自分の事に寄ってきていますが、もう一つ有力な候補が国際機関。
地球の問題は地球規模でやらなければ、ということで国連から始まり、JICAやWWFなどもありなのかなと。

一方で1度そういう場所に行った人の中で、あまりに遠すぎて現場が感じられない、とかその大きすぎるスケール間や考え方のずれに違和感を覚えて、もう少し下のセクターに下りてきた人も多く知っているので、わからないですが。


今のところ自分は考えてないのですが、もう超現場主義でどこか一つの地域に根差したベンチャーやプロジェクトにすべて注ぐというのもありますよね。

ただ私は、今のところはまだ(というのも、最近少し疑問が出てきたから)社会への作用の大きさというのを一つの基準にしているのと、ひとつのところに定住できる気がしないというのから、これはあまり考えていません。


けど、こういう活動見るのが大好きなのと、こういうことしてる人と一緒にいるとワクワクするのと、結局は各地でこうやってアクション起こしてる人たちが集まって社会を変えてるんだっていう気持ちから、彼らを繋ぎ、広く発信していけたらとメディアというのも一つの選択肢にあります。

そう思わせたきっかけが、お馴染み『IDEAS FOR GOOD』『greenz』『ソトコト』などです。
以前はメディアで知らせたって、その先の行動まで変えるのは難しいし、インパクトは小さいと思ってたんだけど…
何を隠そうIDEASがなければ私はいまバリでインターンしてないので。笑

メディアには人生変える力があるなと思い直しました。


ひええ、書き出してみるとやっぱり色々候補があるなぁ。悩ましい…。
本題に戻すと、ずっと悩んできたこれを少し進めるために、ここに来たんです。

社会課題、環境問題でキャリアを積む先人達


中盤が長くなってしまいましたが、ここからが大事なところ。

社会課題であれ環境保全であれ、いわゆるソーシャルセクターで働くのって普通の就職と比べたら条件も悪いし、安定しないのが日本の現状。

また、上に挙げたような機関も実際どんなことしてて、どんなメリットデメリットがあって…っていうような情報も少ない。

だから出来る限りは自分で手足を動かして、関わって判断しようとしてるけれど、それにも限界がある訳で。

そう思った時に出逢ったのが、うちの代表夫妻と去年からチームに入った上司の亜子さん。
みんなHPのプロフィールを見てもらえば早いですが
Our Team|一般社団法人Earth Company

明日香さんはボストン大から一流コンサル、ハワイ大修士で国連を蹴って東日本大震災の救援活動に乗り込み…。
知さんはハーバードから海外NGOへ就職、UNICEF、セーブザチルドレンを経てNPOの代表を掛け持ち…。
亜子さんは、大学教員からコスタリカで青年海外協力隊、それから日本に戻り先ほど挙げたGEOCで勤めた、環境教育のエキスパート。

それぞれ、私が知りたいような、そして普通はなかなか行けないような様々な経緯から、今の社団法人というところに落ち着いている。


特に亜子さんは、専攻が同じ環境教育であり、さらに当時コスタリカでのインターンを検討していた私にはまるで運命のような出逢い!

ここでこの人たちからじっくりと、各立場でどんなことを感じたのかや、ソーシャルセクターで働くことの意味、キャリア設計について、話を聴きたいと思ったのです。


ということで、3つ目の理由は環境系/ソーシャル系学生のキャリア設計を考える為でした!
若干タイトルと変わってるけど。笑

 

続いて4つ目も、うちの代表おふたりの生き方に関わる部分です。

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