セントラルジャワの農村・Batangへ
この週末は、金曜の午後から2泊3日の実習に行ってました!
目的地はジャワ島の真ん中、Batangという田舎。車体に ”Mercedes-Benz” のロゴを貼り付けたバス(ほんとか?)に揺られること約7時間。遠かった!!!
この実習は農学部の新入生(約200人)が学科ごっちゃになってみんな連れていかれる実習で、そこにAIMS生も混ぜてもらって、大学が所有しているお茶とカカオのプランテーションを見てきました。
ティープランテーション
こんなトラックに詰め込まれ、いざ山の上のお茶畑へ。
山の斜面を使ったお茶畑なんだけど、もう規模が凄い…。
山一面、見渡す限り…とかじゃなくて、ひと山超えてもふた山超えても全部お茶畑!!
「これがプランテーションか」と軽くショックを受けました。
しかも大規模な機械使わずにやってるからね…。
斜面を使ったお茶畑は日本にもあり、私がお世話になってる長野県南信濃は遠山郷のお隣・天龍村でも見たことがあります。
似ている部分、違う部分どっちもあって面白かったなぁ。
ひたすら山道を登って下ろされてからは、色んなお茶の栽培についての説明があったんだけど、ひたすらインドネシア語でFelixが重要そうなところだけ通訳してくれました。
同じ部屋だったベトナム人のLynhhは、小学校の頃から何度もティープランテーション見学があったそう。ベトナムでもインドネシアでも、高品質の良い茶葉はすべて中国などへ輸出され、国内で流通するものは質の悪い安いものなんだって。
この日、一番印象に残ったことかもしれない。
後日別の講義で聞いた話だと、日本でも有名なLiptonの使ってる茶葉の80%はこの地域で採れたものなんだって。
カカオプランテーション
2日目は少し離れたところにあるカカオのプランテーション。
これまたすごい規模だったけど、それよりも木になってるカカオって初めて見ました。
またこの作業が、見事。チョコレートになるまでにこんな工程があったのか~
“Cacao peeling by hand”#plantation #Batang #indonesia pic.twitter.com/J06pSZRz5V
— susie (@namasaya_saya15) August 22, 2019
厚い殻の中から出てきたこの白い実、湿り気を帯びてて柔らかい。
食べてごらんと言われ恐る恐る口に入れると、なんと甘酸っぱい。普通に南国フルーツ!
だけど食べ終わりにかけて微かに苦みが残り、やっぱカカオなんだぁと思う。
これを5日間日陰で発行させ、天日で干すと見慣れたカカオ豆になる。
最後にすぐ隣にあるチョコレート工場を見学したけど、日曜でお休みかつ機械があるだけで特にみるものはなかった。
留学直前の週末に、代々木にある『Minimal』というクラフトチョコレート屋さんにたまたま行ってきてて、おかげでより面白みが増した!
お店では実際にいろんなチョコを試食させてもらったんだけど、豆ごとに風味が全然違くて、ナッティなもの、フルーティなもの、色々ありました。
なるほど、元のカカオにこんな色んな味の要素があったなら、その乾燥具合や挽き方によって、多様な味わいに仕上がるのだなと納得!
意外なところで経験が繋がり、面白かった!
感想
まぁ、面白かった~と色々書いてみたものの…。片道7時間もかけて行く必要あったかな…というのが正直なところではありましたが。いや、面白かったんだよ?面白かったんだけど、非常に疲れました。
ちなみに最終日に謎の虫に顔をかまれたらしく、数日腫れました。
放置してたけどちょっと嫌だったから、学内のクリニックに連れてってもらって薬もらったらすぐ引いた!
思いがけないところで初・病院のお世話になりました。
いよいよ授業も始まり、本格的に留学スタート!がんばっていきましょい