私がManaに惹かれた1番の理由が、ワクワクしながら地球の問題に向き合える場所だったからです。
いま私が最も大切にしていることの一つ、それは ”ワクワクできるか”。
まずはここからお話したいと思います!
環境問題を無理なく、楽しく解消しているから
今さらですが、私は環境問題に深い関心があります。
なんならそのために生きているくらい。笑
っていうと少し引かれそうだけど、あながち間違ってない…。
その問題意識の始まりにあるのは動物が大好きという単純な理由。
小さい頃は『どうぶつ奇想天外!』や『ダーウィンが来た!』などのテレビ番組を夢中で見ていました。
その中で、人間の勝手で本来の生き方を全うできない動物がいること、世界中で様々な動物が住処を追われ、絶滅の危機に瀕していることを知ります。
そんな内容の日にはいつも、悔しさから涙が堪えきれず、夕飯を食べる手が止まったものでした。
そして強い憤りとともに「なんとかしなければ…!」という気持ちを、度々抱いていました。
そんなわけで、今の農学部地域生態システム学科という進路へやって来た訳ですが。
ある時期までは結構、環境問題や社会問題に対して「~しなければならない」「~すべきだ」という、ある種の使命感や義務感のような気持ちを持っていました。
ほんとのところは今も、地球上で生きていく誰もが地球のキャパシティを考え、自分がここで生きることに責任を持つのは当然のことだし、そういう意味では地球のことを考えるのは私たちみんなにとって義務なんだと思っています。
ただ、この問題を解決するには社会全体を動かしていかなくちゃいけなくて、社会の多くの人はそんなに環境への意識というものがなくて、となるとこのアプローチはあまり有効じゃないなと思うのです。
そして、取り組む自分達だって、苦しい思いで無理していたら続かない。
だから地球や社会に良いことに、ワクワク楽しく取り組める方法を見つけていきたい!というのが、大学入学後からの目指す方向になりました。
それで『持続可能な未来に繋がるワクワクを引き出す』というのを色んなとこのプロフィールに書いてます。
Mana Earthly Paradiseはまさに”地球の楽園”
さて、そうした見つけたこのManaはまさに私を EXCITE =ワクワクさせるものでした
まず見た目がめっちゃおしゃれで、綺麗で、可愛くて…
レストランも映えてて、美味しくて、センスが良くて…
こんな、とっても素敵な空間でサスティナビリティを生み出していること。
エコとか環境のに優しくというと、どうも我慢や不便さなど快適とは離れていく感じがしてしまうのが今の時点では普通の感覚ですよね。
だけど、ここではそうじゃない。
どこをとっても環境や社会に配慮しているのに、無理がない。
例えば、シャワーヘッドから水と空気を一緒に送り出すことで、使用する水は50%減るのに水圧は変わらないとか。
アースバッグ建築の壁が12時間かけて外気を中に通すので、昼の暑い空気は夜に、夜の冷たい空気は昼に室内に届き、冷房がなくても快適に過ごせるとか。
ここでは少ししか触れませんが、色んな工夫が凝らしてあり、無理なく環境にやさしい滞在が出来るのです。
ワクワクを持って、無理なく楽しく、豊かで、幸せな暮らしをすることができたら、それはきっと広がっていく。
それと一緒に「サスティナブルであるってイケてるよね、Coolだよね!」という価値観をもっと広めていきたい。
そう考えている私にとって、この場所は絶好の教材であり、コンテンツであるなと思ったのでした。
理想の裏にある課題はいったい…?
ここまでかなりポジティブに書いてきましたが、それだけでは終わりません。
結構意地の悪い性格なので。笑
理想的ではあるけれど、この構造にどこか問題はないのだろうか?
初めの費用やこの先の維持は…?
経営面での課題はどうなっているのかな?
たとえば、オープンしてからお客さんから来るフィードバックで1番多いのは蚊が多いことだそう。
たしかに私も泊まってみてそこは結構しんどかった…。
オーガニックの虫よけは置いてあったんだけど、あんまり強くなくて。
虫を寄せ付けない花を周りに植えたり、蚊帳を付けたりすることでこれから対応していくとのこと!
やっぱり使えるものの制限がある分、難しいところみたい。
だからこの中に入って、今起きている問題、またそれをどうやって解決しているのか、していくのかを知りたいと思いました。
クリティカルに見ている自分もいるし、自分も環境のこと考えているからこそ、その辺の課題を跳ねのけていきたいなという前向きな気持ちもある!
また、こうしたコンセプトを持ちながらもホテルという一つの事業を経営していかなければならない。そのソーシャルビジネスにおけるノウハウも勉強させてもらいたいです。
という訳で、ここが今の私&この先やりたいことにとって、この上ない学びのチャンスであること。
そして何よりも、この場所を知り、ここに来た時、心の底からワクワクが込み上げてきたこと。
これが私がインターンをすると決めた1番最初の理由でした。
2つ目の理由は、サスティナブル・ツーリズムという観点です。旅好きな皆さんには、ぜひ読んでもらいたい部分です。